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- ライブ演奏曲解説
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2009.08.17 Monday8月8日(土)青山「シーバード」で演奏した
ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハ第5番」のアリア
という作品、
原曲はソプラノ独唱と8つのチェロのための曲で、
のちにソプラノとギターのためにも編曲されていて、
それをもとにフルート、チェロ、ギターの編成で演奏しました。
ロボスはブラジルの民俗音楽を素材にした作品を多く作っていて、
またチェロとギターにはとりわけ強い愛着があるように思います。
心を強くつかむ美しいメロディー、それを支える精緻な伴奏が
とても魅力的な曲です。
ヴィラ・ロボスは多作家(1000曲近く)でハーモニカ協奏曲、
図形楽譜の曲、など作風も多様で柔軟。
現代奏法を駆使したフルートとチェロのための「ジェットホイッスル」
という曲はrace-tのチェリストとフルーティストで演奏した事があります。
(Heitor Villa-Lobos 1887年3月5日 - 1959年11月17日)
没後50年です。
(Fl 吉田)
- 8/8 シーバード・ライブ
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2009.08.06 Thursday
8月8日(土)
青山
「シーバード」
午後7時より
チャージ無料。オーダーのみ
星衛(vc), ,吉田一夫(fl),石井(g)+熊谷誠(ds)
ゲストボーカルRIQUO(リコ)
race-tのシーバードライブ。
シーバードではお馴染みの熊谷誠さんが参加。いつもより激しい演奏になりますよー
さらに今回は欠席の青野さんに変わり、RIQUOさんが歌ってくれます。
演奏予定曲
ブラジル風バッハ no5 アリア(ヴィラ・ロボス)
Aquela Coisa(エルメート・パスコアール)
Fuga y Misterio(ピアソラ)
Nasci Para Bailar(ジョアン・ドナート)
Casa Forte(エドゥ・ロボ)
Eu Sei Que Vou Te Amar(トム・ジョビン)
Travessia(ミルトン・ナシメント)
などなど
演奏終了後(9時から)、お店のセッションが始まりますので、楽器持参で参加お待ちしてます。
- 7/9 Live Set List
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2009.07.18 Saturday先日7/9、下北沢「COLORED JAM 」で行ったLiveでの演奏曲です。
1.『Gershwin』(Toninho Horta)
2.『Lamento』(Pixinguinha/Vinicius de Moraes)
3.『Falando De Amor』(Tom Jobim)
4.『Casa Forte』(Edu Lobo)
5.『Pipoca』(Hermeto Pascoal)
6.『Samba Do Aviao』(Tom Jobim)
7.『Chorinho Pra Ere』(Hermeto Pascoal)
8.『Across The Universe』(Lennon/McCartney)
9.『Vinisiusメドレー』
〜おいしい水〜O Grande Amor〜So Danco Samba〜イパネマの娘
10.『Upa Neguinho』(Edu Lobo/Gianfrancesco Guarnieri)
- ライブ演奏予定(予想?)曲案内 その2
- ライブ演奏予定(予想?)曲案内
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2009.07.05 Sunday昨日7/9のライブのリハを行い、選曲がほぼ決定しました。
今回の注目はエドゥ・ロボの「Casa Forte」
このコントラバスの演奏もかっこいいけど、race-tもご期待下さいませ。
さてこの「Casa Forte」はエドゥ・ロボの70年に発表された超名盤『CANTIGA DE LONGE』での演奏が飛び抜けてます。
メンバーにHermeto Pascoal、Airto Moreiraなどが参加していたQuarteto Novoがつとめ、時にはアグレッシブに、時には暗く(笑)演奏しています。70年代ブラジル音楽の大傑作アルバムなので、ぜひ聴いてみてください。
つづく?
(g 石井)
- ライブ案内
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2009.06.27 Saturday7月9日(木)
下北沢「COLORED JAM 」
チャージ1000円+ドリンク
19時開場
19時半〜「八幡山社会復帰プログラム」
山崎正明(g)、吉村由紀夫(b)・・フリージャズロックファンクユニット
21時〜「race-t (らせつ)」
青野りえ(vo,ウクレレ)、吉田一夫(fl)、石井鉄也(g)、+吉村由紀夫(b)
※この日はチェロの星さんがお休みで、ベースの吉村由起夫さんが参加します。
対バンの「八幡山社会復帰プログラム」はあのMassacreにインスパイアされたユニットとのこと。ちょこっと音源を聴いたのですが、かっちょいいです。Massacreにピンと来た人もブラジル音楽が好きな人も、ぜひお越し下さいませ。
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吉村さんのプロフィール
高校入学からクラシックギターをはじめ大学卒業までの7年間ギターオーケストラに在籍。 コンサートマスター、コンダクターを経験。
その後1996年までエレクトリックベース奏者として数々のファンク、サルサ、ポップスバンドその他で活動。
スペイン在住のフラメンコギタリスト「東権正雄バンド」、キューバの国民英雄的サルサバンド「オルケスタ・レベ」との共演など。
1997年より担当楽器をウッドベースに転向、本格的にジャズ専門の活動を開始。
その後、橋本信二、ジョージ川口、中村誠一、北村英治、清水万紀夫、など数々の一流ジャズメンと共演。
2002年より川口雷二ジャズコレクションに参加、2005年同バンドにてレコーディングCDを発表。
その他現在は東京横浜を中心に幅広く活動中。
- ヴィニシウス〜愛とボサノヴァの日々〜
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2009.05.08 Friday
ヴィニシウス・ヂ・モライスはブラジルの偉大な詩人で、
外交官、戯曲作家、評論家でもありました。
Bossaの代表曲「イパネマの娘」をはじめ、
「Chega de Saudade」 「A Felicidade」 「Estrada Branca」 「Sem Voce」
「So Danco Samba」 「Amor Em Paz」 「Insensatez」 「Agua De Beber」
「Ela e Carioca」 「O Grande Amor」・・・などなど、
数々の名曲を作詞した人物です。
映画では、ヴィニシウスの家族や仲間達のインタビューを中心に
彼の生涯と、アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトなど、
ボサ・ノヴァを創ったアーティスト達の貴重な映像や演奏を観ることができます。
インタビューの言葉のひとつひとつや、彼の作品を演奏する人々の表情に
彼への愛情がしっかりと感じられて、温かい気持ちになりました。
じわりじわりと、彼の情熱が伝わってきます。
さて、この映画の公開記念イベントとして、映画館内のカフェでライブがありました。
race-tはGWのど真ん中、5/2に出演させて頂きました。
【set list】
■2009.5.2.sat@渋谷シアターTSUTAYA内Prologue
この日は全曲ヴィニシウス・ヂ・モライスが作詞した曲を演奏しました。
1.『Sem Voce/あなたなしでは』作曲 Antonio Carlos Jobim
あなた無しでは、この世は虚しく、哀しい…
ボサノヴァ誕生期と同時期に書かれたジョビンの美しい名曲。
Sylvia Tellesをはじめ数多くの歌手にに取り上げられましたが、ジョビンによる
録音は数少ないです。
2.『ヴィニシウス・メドレー』作曲 Antonio Carlos Jobim
〜おいしい水〜O Grande Amor〜So Danco Samba〜イパネマの娘
今回のイベントのためにアレンジしたヴィニシウス&ジョビンの代表曲メドレー。
このコンビは意外にも競作期間がたったの6年間しかなかった上、ボサノヴァが
大ヒットした時にはすでに解消していたとは、今となっては信じられません。
3.『Lamentos』作曲 Pixinguinha
Lamentoは哀歌という意味ですが、どこか愛嬌のある曲。
恋に泣いて、笑って、切なくて…、ショーロならではの味があります。
作曲のピシンギーニャはショーロの大作曲家、編曲家、演奏家。
4.『Valsa de Euridice/ユリディスのワルツ』作曲 Vinicius de Moraes
映画「黒いオルフェ」の基になったヴィニシウスの戯曲は
ギリシャ神話のオルフェとユリディスの悲恋を描いています。
この優しいワルツは、その戯曲の挿入歌。
5.『Modinha』作曲 Antonio Carlos Jobim
ラテンの恋歌、アルゼンチンのタンゴ、ウガンダの悲哀の歌が融合した音楽を
Modinhaと呼ぶそうです。美しく切ないショーロとも言えるでしょう。
6.『Estrada Branca/白い道』作曲 Antonio Carlos Jobim
白い道 白い月 夜も更けて 君の不在がひたひたと寄せてくる…
こちらもジョビンの名曲。
「Modinha」とともに、ヴィニシウス、ジョビン、ジョアン・ジルベルトが顔を
合わせた、サンバカンサォンの偉大な歌手エルゼッチ・カルドーゾのアルバムで
初めて発表された曲。「想いあふれて」も入っているそのアルバムは、事実上、
「ボサノヴァ」が生まれる転機となりました。
(Elizete Cardoso「Cancao do Amor Demais」(1958))
7.『Birimbau』作曲 Baden Powell
ヴィニシウスはこの曲を「アフロ・サンバ」と呼びました。
新しいリズムの夜明け。
作曲のバーデン・パウエルはブラジルを代表する世界的なギター奏者。
(vo.青野 (一部楽曲解説 g.石井) )